宅地建物取引主任者(たくちたてものとりひきしゅにんしゃ)

不動産の取引に関する専門的な知識を有するものとして試験に合格し、宅地建物取引主任者証の交付を受けた者のことです。通称宅建(たっけん)と呼ばれてます。不動産業者は、1営業所につき5人に1人の割合で宅地建物取引主任者を置かなければならないことになっています。また、重要事項説明は宅地建物取引主任者でなければしてはいけないことになっています。重要事項の説明の時には宅地建物取引主任者証を提示して説明を行なわなければなりませんので、このような手順をきちんと踏まない不動産業者は信頼できないかもしれません。
試験は難しくありません。不動産を扱おうと思うのなら誰もが知っておくべき知識しか問われませんので、そういう意味では不動産を扱うための免許証みたいに思っておけばよいでしょう。私は学生時代に直前10日間勉強して合格しましたので、本当にたいした試験ではないのです。5人に1人おけば良いことになっておりますので、不動産業者の全ての人が宅建を持っているということではないことに注意してください。簡単な勉強で通る試験ですし、不動産を扱うものなら持っていて当然という資格ですので、持ってない人に一生に一度の買い物を託すのは如何なものかと個人的には思います。

仲介(ちゅうかい)

一般的に契約の仲介といいますと、契約当事者双方の間に入って、契約がきちんと成立するようにいろいろ調整することをいいますが、不動産の仲介はもう少し範囲が広くなると私は考えています。私が考えている不動産の仲介とは以下の通りです。

  • 不動産の購入の仲介は、希望物件の捜索から契約、登記、引渡し、保有期間のクレームの処理まで
  • 不動産の売却の仲介は、売却物件の調査から購入希望者の捜索、契約、引渡し、購入者の保有期間中のクレームの処理まで。
  • 不動産の賃借の仲介は、賃借希望物件の捜索から契約、引渡し、入居期間中のクレーム処理、退去時の敷金返還請求完了まで。
  • 不動産の賃貸の仲介は、賃借人捜索、選定、審査、契約、入居期間中のクレーム処理、退去時の敷金返還手続き完了まで。

つなぎ融資(つなぎゆうし)

 住宅ローンは申し込みから実際に実行されるまで1カ月程度かかります。また、新築住宅の場合は建物に抵当権をつけてはじめて融資が実行されますので、建物が登記できる段階になるまでは融資が実行されません。しかし、契約の内容によっては、融資が実行される前にお金を支払わなければならなくなる場合があり(手付金や一時金、不動産業者の報酬等)この場合、ローンの実行が確実な場合は実際にローンが実行される前に融資をうけることになり、この場合の融資をつなぎ融資といいます。

定期借家契約(ていきしゃくやけいやく)

 最近創設された新たな形態の賃貸借契約で、契約期間が満了すると、契約が更新されず必ず終了するタイプの契約である。居住用の契約と事業用の契約で制約がことなる。居住用の場合は、契約期間は3年以上で、定期借家契約である旨を書面によって借主に説明しておかないと定期借家契約として成立しない。また、契約期間満了後は原則として必ず明け渡しをしなければならないが、貸主が再契約を了解する場合はこの限りではない。再契約を了解するか否かは貸主の自由なので基本的には契約期間満了時には退去しなければならないと考えたほうがよいだろう。

以下工事中